あなたの会社は見られてる!会社の中身が推測される10の情報

あなたの会社は見られてる!会社の中身が推測される10の情報

あなたの会社は見られています!

「今日は久しぶりにあの娘のお店で遊んで、アフターして……。」
「売上も安定してきたし、あの顧客ならちょっと手を抜いてもいいかなぁ。」
「うちは中小だからどうせ誰も気に留めてないでしょ。」

あなたの会社、その行動は見られています……。

自意識過剰ではなく、「会社が存在する=常に周囲からチェックされている」ということをわかって欲しいのです。取引先、顧客、営業マン、たまたま知った人まで様々な人から見られ続けています。

あなたの会社の情報を得る手段はパンフレット、ホームページ、名刺などあらゆるものです。あなたの会社を見る人は何を見ているのでしょう。そして、どのように見ているのでしょうか。

あなたの会社の中身が推測される10の情報源とどのように見られているかを解説します。

会社を推測する情報源1.ホームページ

最低限会社のホームページは必要な時代です。

「うちはホームページがあっても売上には繋がらない商品だから。」という社長がいますが、これは大きな間違いです。

例えば、初見の人との打ち合わせでは、まず最初に情報収集をします。情報収集源はホームページです。

もしまだホームページを持っていないのであれば、然るべき情報を掲載したホームページを作りましょう。持っていないと話の幅が狭くなってしまいますし、情報公開に疎い会社だと思われるかもしれません。

こちらの記事には、無料である程度おしゃれなホームページを作成できるツールが紹介されています。一度読んでみると参考になるはずです。

参考:
制作会社を頼らず無料のホームページ作成ツール14個

会社を推測する情報源2.メールアドレス

まさか、フリーメールアドレスを名刺に載せていませんか?Yahoo!メールやGmailならまだしも(ダメですが)、プロバイダーのフリーメールアドレスを載せているなら要注意です。

連絡手段として使用頻度が高いメールアドレスは情報管理の入り口です。独自ドメインを使ったメールアドレスを用意していないと、

—–
・メールでのやりとりが面倒くさそう
・システムを使った情報管理を行っていないんだろう
・ITに関して全く知見がないのか
—–

と思われる可能性があります。

ドメインを取り扱っている業者は複数ありますが、ドメイン自体は年間数百円から数千円で使用することができるので、必ず使うようにしましょう。

以下は、参考まで。

参考:
ドメイン取るなら お名前.com – ドメイン取得 年間99円~
ドメイン取得は 【ムームードメイン】最大90%OFF

会社を推測する情報源3.資本金

資本金の特徴や資本金の決め方は以下の記事を参考にしてください。

参考:
株式会社設立費用の目安と資本金を決める4つの考え方

資本金額は誰もが知ることができる会社の数字の1つです。

ホームページやパンフレットで公開していなくても、登記簿謄本を取得すればちゃんと書いてあります。

資本金だけで会社の力全てはわかりませんが、事業規模の割に資本金が多ければ工場などを持って自社生産をしている会社であるとか、他人資本が入っているのではないかと予測できます。

また、起業したてで1,000万円以上の資本金があれば、社長にある程度力があったり、取引先が大手ではないかなどと考えたりします。

今は資本金1円でも会社を作れますが、実際に資本金が1円ではお話になりません。とりあえず作ったんだろうと思われてしまいます。

1円で株式会社を作るくらいなら、まだ個人事業主のほうが潔い見られ方をするはずです。

会社を推測する情報源4.事務所の住所

以前よりも見られることが多くなったのが会社事務所の住所です。

しっかり管理されたビルと雑居ビルでは受ける印象が違うでしょうし、間取りがわかれば人数、規模を予想することもできます。

遠隔地だとわからなかった会社事務所も、今だとGoogleのストリートビューを使えば、ほぼ見つけられます。便利になった反面、ごまかしは効かないということです。

参考:
ビュー – Google マップ

会社を推測する情報源5.取引銀行

都内にいて、メガバンクのみとお付き合いをしているのか、信金などともお付き合いをしているかで、顧客層や資金を必要とするビジネスモデルなのかを推測できます。

また、地方にいてメガバンクと取り引きをしていたり、力がある地銀と取り引きをしているなら、商圏は地方+都内近郊、または広範囲の商圏を持っていることが予想できます。

会社を推測する情報源6.取引先

一般的に取引先の公開は、相手との銀行口座がオープンな関係でない限りは行いません。大手であれば、必ず取引申請書が必要になりますし、その情報から与信管理が発生します。

そのため、取引先の公開は、場合によって会社の信用を高めてくれます。また、良い商談を持ちかけられるきっかけにもなります。

もちろん取引先が大手であれば、「資本が入っているか」「実質子会社化してないか」などその会社との繋がりを推測される情報にもなり得ます。

会社を推測する情報源7.登記簿謄本

前述した通り、登記簿謄本、いわゆる商業謄本は誰でも取得できます。

謄本には資本金や会社の目的、構成役員の氏名、過去3年の登記の変遷履歴(商号変更、本店移転、役員変更の経緯など)などが記載されています。

特に役員の氏名から個人を調べられたり、目的と表に出している業務、移転住所などから様々な推察をされることを理解しておいてください。

会社を推測する情報源8.名刺

名刺に書かれていることで、事業内容や今押したい商品、ホームページ、メールアドレス、電話番号などがわかります。

掲載している情報からの推測も重要なのですが、名刺は見た目もとても重要です。名刺はビジネスマンの挨拶の入り口です。ある程度しっかりした紙、小奇麗なデザインがされているかどうかで、

—–
・商品販売に力を入れているかどうか
・従業員に仕事をしやすい配慮をしているかどうか
・そもそもセンスはどうか
—–

などがわかり、受ける印象が全く違ってきます。

会社を推測する情報源9.社員

全国的に有名な会社であればもちろん、地元なら知ってる人は知っているという会社になると、社員の身なりや態度がその会社の中身を示すバロメーターになります。

教育をしっかりする会社なのかどうか、社内で働く態度がどうなのか、などを推測されてしまいます。

会社を推測する情報源10.社長

社長は歩く会社の看板です。社長に会った人は、社長を通してどのような会社なのかを推測します。社長の印象は企業の全てを決めると言っても過言ではありません。

社長は、社員以上に身なりや態度で会社の良し悪しを測られることを理解しておきましょう。

あなたの耳に入ってこないだけで、「この前あの社長が女の子と一緒に歩いてるところ見かけてさー。」という会話は、驚くほど噂になっています。

あなたの会社が推測される10の情報源のまとめ

従業員数や売上規模を公開していないからといって、会社の情報を何も推測できないかというとそんなことはありません。

人は誰でも、

—–
・大事な取引相手になるかもしれない会社
・お気に入りの商品を取り扱っている会社
・街で見かけたあの看板の会社
—–

など少しでも気になった会社の内容は知っておきたいのです。

今の世の中は色々な情報が表に出ているので、常に誰かに見られて何かを推測されているかもしれないと意識をしておく必要があります。

特に社長であれば、単に見られるだけではなく、見極められるシチュエーションがあります。

金融機関や信用調査会社などは、決算書などの数字の中身だけではなく、社長の経営方針や普段の経営態度をかなりチェックしています。

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