人材採用面接で社長や人事担当者が聞くべき6つの質問

人材採用面接で社長や人事担当者が聞くべき6つの質問

採用面接の質問は非常に重要!

起業社長がぶち当たる壁は何十枚もあります。少しずつ経営が良くなってきた時にぶち当たる壁の1枚が社員の雇用問題です。

仲間数人と起業をした社長であれば、その仲間と働くためのルールは最初にしっかり作り上げているはずです。

ただし、そこに新しい血を入れる基準を決めるのは一苦労です。どのような能力を持った人材をどの位のコストで雇い入れるのかルールを作り、さらに雇用するための見極めが必要になります。

新しい人材の能力を見極める方法に採用面接があります。採用面接といえば以下の質問が思い浮かびますが、

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我が社の志望動機はなんですか?
あなたが持つ強みはなんですか?
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このようなありきたりの質問では、会社の核になってくれる人材を見極めることは難しいでしょう。採用面接は単なる儀式ではありません。

そこで今回は、社長や人事担当者が人材採用面接の際に聞くべき6つの質問をご紹介したいと思います。

採用面接の質問1.どのような仕事をどんな風にしたいのか?

社員採用とは、会社と採用候補者による契約事です。契約とはお互いの条件に落とし所がつき、双方が納得した時点で結ばれるものです。

ところが契約前は採用候補者よりも会社の方が立場が強いイメージがあり、採用候補者から条件面や環境面の質問をしにくいことが考えられます。

そのため、人事担当者から採用候補者に対して、「どのような仕事をしたいのか」、そして「どのように仕事をしたいのか」を聞いてみてください。

志望動機は考えていても、この質問にしっかり答えられる採用候補者は意外と少ないことがわかります。逆に、この質問にしっかり答えられる採用候補者は働くイメージができている方たちです。

採用面接の質問2.持っているスキルをどのように伸ばしたいのか?

採用候補者は必ず履歴書を提示します。そしてその人事担当者は、履歴書に応じて質問をしていくことが一般的な採用面接です。

仮に採用候補者が会社の求めているスキルを持っている人材だったとしても、現状のスキルだけを重視するのはNGです。

履歴書に書いてあるスキルだけを重視すると、採用候補者の伸び代を見誤ってしまうかもしれませんし、働く意欲を測ることができません。

必ず持っているスキルをどのように伸ばしていきたいのかを聞きましょう。

採用面接の質問3.業務の実績、またはスキルを発揮した場面は?

採用候補者が持っているスキルをどのように仕事に活かしてきたのか、またどのような場面で持っているスキルを発揮したのかを聞いてみてください。

スキルは持っているだけでは全く意味がありません。どのように活用するかが重要です。

この質問は、採用候補者が持っているスキルを活用する方法を理解しているか、または、これまで活用できていなかったスキルを活用できる環境が与えられそうかを考えるために必要な質問です。

採用面接の質問4.自分なりのモチベーションアップ方法は?

採用候補者がどのようなモチベーションアップ方法を持っているかを聞いておきましょう。

モチベーションアップには、外発的動機付けと内発的動機付けという2つの考え方があります。

ひとつは、給与や報酬といった外部刺激によって生まれるもので、外発的動機付けと言います。例えば、ボーナスの額が上がったことでやる気が増すといったことを指します。

もうひとつは、自分の中で幸せや達成感を感じて動機付けられることで、内発的動機付けと言います。

参考:
利益が出る会社が行う社員モチベーションアップ3つの方法

仕事をしていく上では内発的動機付けが重要なのですが、内発的動機付けと外発的動機付けの両方を聞いておくと、今後のモチベーションアップ環境を作る参考になります。

採用面接の質問5.やりたい仕事をできなかい場合にどう対処する?

好きな仕事を好きなだけできる環境を得られる方は非常に限られています。

そのため、採用した社員がイメージしていた仕事と違ったという理由でモチベーションを下げることはよくあります。

その場合にどのように対処をするのかを聞いておくことは非常に重要です。

ひとつ前に聞いた自分なりのモチベーションアップの方法をうまく活かして、自分の立ち位置を作ったり、困難を乗り越えることができるかを見逃さないようにしましょう。

採用面接の質問6.あなたの将来像、将来やりたいことは?

「仕事に限らずプライベートでも良いので、あなたの将来像、将来やりたいことを教えてください。」

私がこれを聞くと、多くの人は考えこんでしまいます。

そして、絞り出した回答は、仕事に対して答える人が9割、プライベートに対して答える人が1割くらいでしょうか。

この質問は、採用候補者が現在どのような心理状況なのかを把握するために用います。

仮に、今何も考えていなくても良いですし、少し現実離れした回答をしても全く構いません。

もし何も考えてないようであれば、仕事や将来設計に対して目標を持たせてあげようという評価になりますし、現実離れをした回答には、どうすればそこに至るのかマイルストーンを置く考え方を示してあげようという評価になります。

人材採用面接で人事担当者が聞くべき質問まとめ

以前から何度もお話をしていますが、会社にとって優秀な社員は育てていかなければいけません。

そして、会社は社員のモチベーションアップのために、1人1人のモチベーションアップ環境を整えていく必要があります。

ただし、ある程度の素養を持った人材であれば、自ら考え、自ら動き、自ら発電して、仕事や人生に対して前向きに進んでいく力が備わっています。

そういった力が備わっている人材や将来設計ができる人材を見極めて、自分自身と会社のために働いてもらうことは非常に有益です。

社長や人事担当者は、今回ご紹介した6つの質問によって、核となる人材を見つけられるように良い採用面接を行ってください。

もちろん人材を獲得する場合、会社の受け入れ体制も整えておく必要があります。以下を参考にして、優秀な人材獲得ができる準備づくりの考え方を押さえておきましょう。

参考:
優秀な人材獲得は準備次第!社員採用に必要な3つの考え方

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