目標達成するためのベストな方法はあるのか?
あなたは、今の会社を大きくしたいですか?
あなたは、今の会社で利益を得たいですか?
もしあなたが社長であれば、99%以上の方はYesと回答すると思います。どの世界にも変わった方はいると思いますので、1%位はNoですかね。
仮に社長ではなくても、今務めている会社が大きくなったり、その会社で大きな利益を得ることを嫌がる方はあまりいないはずです。
では、確実に会社を大きくしたい、確実に利益を上げたい方は一体どんなことをすれば良いのでしょうか。
今日ご紹介するのは、あなたの会社を確実に大きくするための一番簡単な方法です。
「えっ!本当に!」と思った方、残念ながら話の内容は期待するほど面白く無いかもしれません。
でも、これが一番確実で、シンプルで、簡単な方法なので仕方がありません。それでは、その方法を4ステップに分けてご紹介しましょう。
会社を大きくする方法ステップ1.目標達成するための計画をたてる
確実に会社を大きくするということは、必ず何かを達成しなければ大きくはなりません。というわけでまずは、「何か」にあたる達成すべき目標を明確にしましょう。
会社における目標達成なので、事業計画に出てくる数字を基本的な目標にするべきです。事業計画を立てているにも関わらず、その数字と全く違うものにしてしまっては意味がありません。
夢達成管理のようなものはありますが、あれは全く別物です。大小問わず、できるだけたくさん達成したい夢ややりたいことを可視化して、達成感を味わいながら成功体験を積み上げていくというものです。
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・2500万円のベントレーコンチネンタルGTを購入する
・マザーズに上場する
・東証一部に上場する
・従業員を100人にする
・家族でコンラッド東京のロイヤルスイートに宿泊する
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興味があれば夢達成管理の話は別にします。話を戻して目標をどのように書くかですが、事業計画書を眺めて、具体的な内容と数字、時期を書き出すだけです。
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・2016年度中に◯◯の受注を100件達成する
・2016年度中に◯◯で5億円売り上げる
・2016年度中に△△で3億円売り上げる
・2016年度中に□□で2億円売り上げる
・2016年度中に5000万円の利益をあげる
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これらの目標達成に必要な項目は、ほぼ事業計画書に書いてあると思います。そのため、事業計画書を常に見ることができるように印刷して持っておいてください(落とすと大変なので注意)。
書きだしたものは、事務所の壁にでも貼っておきましょう。
会社を大きくする方法ステップ2.計画通りに実行する
目標に対する計画を立てたら、すぐに実行に移しましょう。実際は、事業計画書があるので大まかなスケジュールは決まっていると思います。
タスク管理を行う場合は、会社全体の「スケジュール管理表」と個人用の「タスク管理表」を用意して実行していくと、わかりやすいと思います。
スケジュール管理表の話はまだしていないので割愛しますが、タスク管理表は以前お話したものを参考にしてください。
私は「スケジュール管理表」はパソコンとスマホで管理できるようにし、「タスク管理表」は紙で管理しています。
タスクは必ず紙に書いてタスク管理表とします。タスクは達成感がとても重要です。紙であれば、こなしたタスクも含めて紙が溜まっていくことで、やってきたことが物量で視覚化されます。
“何をこなすか”、がわかることも重要ですが、”自分はこれだけのことをこなしてきた”、と実感できる物量が次のタスクをこなす自信に繋がります。
タスク管理アプリなどはとても便利だとは思いますが、達成感を感じにくいことが難点です。
会社を大きくする方法ステップ3.結果検証し良い悪い方法を分ける
スケジュール管理表でやることや、細かいマイルストーンが可視化されているわけですが、それでもどうやってマイルストーンに合わせて作業を行えるかは試行錯誤が必要です。
その中で、必ず効果的・効果が無い方法、効率的・非効率的な方法にわかれると思います。
とにかく、スケジュール管理表(個人ではタスク管理表)は毎日眺めます。1日単位の動きがなかったとしても眺めます。
個人のタスク管理表の中に、スケジュール管理表を眺める時間を書いておいても良いと思います。
毎日スケジュール管理表を眺めることで、頭の中に以下のことが刷り込まれていきます。
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・目標達成までの道のり
・何が達成済みで、何が未達成なのか
・タスク毎の担当者とその進捗具合
・試行錯誤の中で、良い方法と悪い方法の選別
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会社を大きくする方法ステップ4.計画を再考し実行する
極端なことを言えば、スケジュール管理表は日々修正されるものです。時にはリスケジュールもされます。
良い方法は続け、悪い方法は改良する中で、新たな目標が生まれ、新たな考慮事項が加わります。
重要なことは日々スケジュール管理表をしっかりと管理し、考える時間を作ることです。そして、少しだけ改良したスケジュール管理表に従って、新たに計画を実行していきます。
会社を大きくする一番簡単な方法の4ステップまとめ
さて、あなたは気づきましたか?この4ステップはPDCAのお話です。
こんな当たり前のことを言われても……と思っている方は、実際にこの方法をどこまで突き詰めて実行しているでしょうか。
私はこの方法よりも簡単に結果を出せる方法を知りません。
もし、この方法で結果を出すことができないという方は、恐らく4つのステップのどこかが間違っていたり、省略してしまっているのではないでしょうか。
この4ステップは繰り返しが重要です。日々の見直しが必要です。タスク1つずつの達成感が重要です。
革新的で新しい目標達成の方法を追い求めるよりも、誰でも知っているこの方法を突き詰めていった方が、明らかに会社は大きくなります。
行き詰まっている社長ほど、色々な方法を模索して疲弊してしまっています。成功哲学を勉強して、実践的な経営方法を実行に移しません。
参考:
成功哲学で会社経営はうまくなる?成功に近づく3つの考え方
もう一度、事業開始当初にやっていたPDCAの4ステップを突き詰めて、目標達成を目指してみてください。