ERPのメリットとは?ERPシステムとクラウド会計の違い

ERPのメリットとは?ERPシステムとクラウド会計の違い

クラウド会計はCMなどでもお馴染みになっていますが、ERPについてはまだよく知らないという経営者も多いことでしょう。

今回は、ERPとクラウド会計の違いを説明した上で、ERP導入のメリットについて解説していきます。また、中小企業が失敗しないためのポイントについてもご紹介するので、参考にしてみましょう。

ERPとクラウド会計の違い

ERPとは、「Enterprise Resource Planning」の略であり、その名の通り全社的にリソースを見直すことができるシステムのことです。

これまでばらばらに管理されてきた社内のデータを統合していくために役立ちます。
クラウド会計は経理業務全般をスピーディに効率よく行うことができるツールですが、ERPは会計のカバーだけに止まりません。

ERPを導入すると、会計業務を行うことも可能ですが、受注〜販売、製造、在庫管理といった業務に関わる情報を幅広く管理できるようになります。
ERPでは、ある一つの業務だけを最適化するのではなく、企業の業務全体を統合する点が特徴といえます。

「情報の一元化」がキーワードとなるシステムということもできるでしょう。
もともとは大量の情報を扱う大企業において情報を統合するために普及したソリューションですが、現在は中小企業向けのERPも登場してきています。

中小企業の経営者であってもこうしたシステムの導入によって業務を効率化できる可能性が十分にあるのです。ERPはアメリカ発祥のシステムですが、日本国内においてもシステムの導入事例や成功例が増えてきています。

ERPを導入するメリット

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ERPを導入する最大のメリットは、企業に関わるあらゆる情報を一元管理できる点です。

業務を進める中で、例えば集計時に数字が合わないといった事態に陥ることも少なくありません。
ばらばらに情報を管理しているとこうした事態にも直面しがちであり、修正やすり合わせのために要する作業が負担になっている側面もありました。こうした作業が不毛に思えてしまった経験のある方も多いことでしょう。

ERPの導入によって、統合的に情報管理できる仕組みを確保できれば、情報を一元的にまとめることができるので、無駄な作業が生じる心配も要りません。
また、ERPの導入によって、決算時や経営陣が情報を抽出したいときにも効率がアップします。

これまでは経営陣が欲しい情報を抽出するためには加工や再入力といった手間が生じ、こうした細かな作業が積み重なると大きな負担になっていました。
ERPでは情報の一元管理に特化しているため、経営の状況や業務の流れ、人材活用状況など全体像を見渡すことができ、戦略を練りやすくなるのです。

さらに、経営陣だけでなく、各部署において情報を抽出することができるので、各部門で情報が共有される点でも業務の効率化が見込めます。例えば、大口の注文が入ったときに在庫状況や納品日、材料がいつ揃うのかといった確認作業を部署間で行う必要がありましたが、ERPの仕組みを使えばこうした情報はすぐに把握できるようになります。

これまで部署間で電話やメールを通して行っていた確認作業が減ることによって、本来の業務に集中して取り組むことができるでしょう。
情報を扱う上での雑務が減り、より生産的な方向へ進むよう業務内容を見直すことができる点はERPのメリットといえるのです。

中小企業で導入する際の注意点

中小企業の事業主もクラウド会計は抵抗感なく導入できた方も多いのではないでしょうか。
少しコンピュータの扱いや会計業務に慣れていればスムーズに導入できます。

ERPの場合、上手に活用できれば便利なシステムとなりますが、中には失敗するケースも存在します。
ERPのような画期的なシステムを導入して、なぜ失敗してしまう企業があるのでしょうか?

よくある例としては、現場の従業員のユーザービリティを考えていないことが原因で失敗してしまうケースが挙げられます。
現場の従業員が必要性を感じなかったり、使いにくいと思うシステムであれば、コストをかけても結局浸透しないということになってしまうのです。

せっかく投資してシステムを導入しても、役に立たなければ中小企業の経営には少なからずダメージとなってしまいます。

こうした失敗を回避するためには、ERPの導入を検討する時点で、現場の社員の生の声を聞き、詳細に必要な機能や要件を確認した上で導入することが求められるでしょう。
経営者の一方的な思いでシステムの使用を検討するのではなく、現場の声を汲み取ることが必要となるのです。

ERPシステムのまとめ

ERPは、クラウド会計のように単一の機能ではなく、業務全体を統合的に管理できる点が特徴です。

便利なツールですが、現場のユーザビリティを追求することを忘れてしまうと、せっかく導入しても浸透しないという事態に陥ってしまいます。

ERP導入時には必要な機能や要件を十分に検討すると良いでしょう。

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